【額付き・送料無料】食前の祈り(ジャン・シメオン・シャルダン版画) 【楽ギフ_包装】【楽ギフ_のし宛書】
作品解説:17世紀のオランダの巨匠たちが 取り上げていた食前の祈りのテーマが、 優しさに溢れ、きわめて慎み深いこの 場面において新たに解釈し直されており、 シャルダンの作品の中で最も有名なもの の一つである。ここで初めて、以前の作品 のざらざらしたマティエールではなく、 より滑らかで、より入念な仕上げが見られる。 ここでは全ての点で、シャルダンと ブーシェのような画家の対比が際立つ。 目立たないが称賛に値する美徳、日課を 果たすほほえましい生活、侯爵夫人の ような洒落気はないものの、清潔で体に ぴったり合ったドレス、草上の昼食や 月夜の散歩といったものにシャルダンは 焦点を当てている。 母と子供たちの交錯する視線が 輪の形を作り出しており、形態としての 輪と愛情の輪が、テーブルクロスや皿と いった、 構図のその他の輪(円形)とも 同化している。 食卓に付く前に子供たちに祈りを唱え させる母親という主題は、目新しいもの ではない。 簡潔な構成、洗練された技法、そして 意図的に月並みな主題である 《食前の祈り》は、 制作直後から大きな成功を収めた。 主題の教化、質素で家族的な生活の称揚、 そして画家が巧みに描き出す親密な雰囲気 ゆえに、ディドロはシャルダンの風俗画を 熱狂的に支持したのである。 この風俗画は1740年のサロンに出品 された後、ルイ15世が購入し、 フランス革命まで王室コレクションに 所蔵されていた。その後1793年に、 ルーヴル美術館の前身である 共和国中央美術館に収蔵される。 この作品には、細部がわずかに異なる複製が 存在しており、ドミニック・ヴィヴァン・ ドゥノンのコレクションに所蔵されて いたが、1869年にルイ・ラ・カーズ博士に よってルーヴル美術館に遺贈された。 ◆この作品は受注制作なので、お届けまでに 4週間いただいております。 技法 デジタル版画(ジクレー)制作:Fort・gang工房 額装サイズ 65×57cm 絵柄サイズ 44.5×36cm 額種・マット A0210(ゴールド)麻 注意 画面上と実物では多少色具合が異なって見える場合もございます。ご了承ください。 版画は大変お求めやすく、卒業、入学、新築、引越し、結婚、出産祝いと様々なお祝い事のプレゼントとして喜ばれます。