小倉遊亀 「 爛漫 」 彩美版 ・ シルクスクリーン 手刷り
■爛 漫 奈良女子大学講堂の緞帳の原画として描かれた作品です。 この絵は、奈良女子大学の五階から見た若草山の 山並みをバックに、大きな古い桜之威樹が、 今や満開に咲きほこった光景を描きました。 左の上手には東大寺の金の鴟尾の大屋根が、 右下手の花にはすれすれに、興福寺の五重塔の一部分が チラと見えているのは、奈良を表したもので、 画面いっぱいに咲きほこる桜の花には一点の不純さもなく 香気ふくいくと両手をひろげて、己の力のすべてを 出しています。 満身の力を出し切ってする仕事ほど美しいものは ありません。 小倉遊亀先生ご本人による解説より 【 彩美版とは? 】 画材の質感と豊かな色調を再現するために生み出された、 新時代の画期的な技法による複製画です。 最新のデジタル画像処理技術と高精度プリントにより、 原本の持つ微妙なニュアンスや作家の筆遣いといった 絵の鼓動までもが表現されております。 『彩美版』は共同印刷の登録商標です。 ■小倉遊亀 おぐらゆき 1895 滋賀県大津市に生まれる 1917 小学校教諭となる 1920 安田靫彦に師事 1932 女性として初めて日本美術院同人に推挙 1962 日本美術院賞受賞 1972 『瓶花』を制作 1973 勲三等瑞宝章を授与される 1978 日本美術院理事に就任 文化功労賞として顕彰される 1980 文化勲章受章 1983 「爛漫」を制作 1990 日本美術院理事長に就任 1996 日本美術院名誉理事長となる 1999 パリの三越ルトワールで個展開催 2000 逝去 享年105歳 2001 滋賀県立現代美術館で追悼特別展開催 2002 東京国立近代美術館、滋賀県立現代美術で 『小倉遊亀展』開催 2010 兵庫県立美術館、宇都宮美術館で 『没後十年小倉遊亀展』開催 2014 滋賀県立近代美術館で『遊亀と靫彦展』開催 作家名 小倉遊亀 題 名 爛 漫 技 法 彩美版・シルクスクリーン手刷り 用 紙 版画用紙(かきた) 限 定 250部 (商品画像の限定部数番号は見本です) 画面の寸法 天地:28.4×左右:68.0cm(15号大) 額縁の外寸法 天地:48.7×左右:88.2cm 額縁の仕様 特製木製シルバー仕上げ 付属 差し箱 額縁の窓 アクリル 重 量 約4.3kg 証 明 著作権者承認印を画面左下部と奥付に押印 限定番号入り ※画像の番号はサンプルです 監 修 有限会社 鉄 樹 原画所蔵 国立大学法人 奈良女子大学 (京都国立近代美術館寄託) 解 説 柳原正樹(京都国立近代美術館長) 制作発行 共同印刷株式会社 ●こちらの作品はお届けまでに3〜7日ほどお時間をいただきます お急ぎの場合は、お問い合わせくださいませ。