平山郁夫 「 文明の十字路を往く アナトリア高原 カッパドキア トルコ 」 彩美版R シルクスクリーン 手刷り (一部本金泥使用)
■文明の十字路を往く アナトリア高原 カッパドキア トルコ ー東西の文明交流が紡ぎだす悠久の地ー 「シルクロードの西端、トルコの遺跡に立ち、 そこに暮らす人々と交わるうちに、私は東西文明交流の はるかなる歴史のドラマを再現したいという強い願望を いだくようになっていました。 …一生を掛けるに値するものを見いだしたのです」 (『群青の海へ』中央公論社 1988年) 《 平山郁夫画伯 最後の大作 》 赤味がかった不思議な形の奇岩が幾重にも重なり、 その奇岩群の前を通り過ぎようとするラクダの キャラバン。 平山郁夫画伯の終生のテーマ「シルクロード」の 原点となったトルコを題材に定め、病室にありながらも 描き上げた最後の院展出品作品が「文明の十字路を往く アナトリア高原 カッパドキア トルコ」です。 悠久の歴史を経て作られた圧倒的かつ雄大な自然を背景に 過酷な旅を続けるキャラバンを描いた、この最後の大作からは 平山郁夫画伯の自然への敬いと平和への祈りがひしひしと 私たちに伝わってくるようです。 【彩美版とは?】 ー「彩美版」は共同印刷株式会社の登録商標ですー 画材の質感と豊かな色調を再現するために生み出された 新時代の画期的な技法による複製画です。 彩美版の特徴である最新デジタル加工処理技術と高精度 プリント、さらには一枚一枚職人の手刷りによる シルクスクリーンを施し、豊かな色彩や作家の筆遣い、 原画の持つ絵の鼓動までをも表現いたしました。 ■平山郁夫 1930年 広島県瀬戸田町(現・尾道市)生まれ 1952年 東京美術学校日本画科卒業 美術学校卒業と同時に東京芸術大学に奉職 1953年 再興第38回院展にて「家路」が初入選 1964年 日本美術院同人に推挙される 1976年 日本芸術大賞受賞 1987年 再興第63回院展で内閣総理大臣賞受賞 1988年 ユネスコ親善大使に任命される 1989年 東京藝術大学長となる 1991年 フランス政府よりコマンドール勲章を授与 1993年 文化功労者として顕彰される 1996年 日本美術院理事長に就任 レジオン・ドヌール勲章を授与される 1997年 広島に『平山郁夫美術館』開館 1998年 文化勲章受章 1999年 日本人で初めてジェームス・スミソン賞受賞 2000年 奈良・薬師寺『大唐西域壁画』完成 2001年 東京藝術大学長に再任 2004年 山梨に『平山郁夫シルクロード美術館』開館 2009年 9月 再興第94回院展に本作出品 12月 永眠(享年79歳) ほかに、ユネスコ親善大使・世界遺産担当・特別顧問 東京国立博物館特任館長・文化財赤十字活動を提唱する 文化財保護芸術研究助成財団の理事長などをつとめた。 作家名 平山郁夫 題 名 文明の十字路を往く アナトリア高原 カッパドキア トルコ 技 法 彩美版R シルクスクリーン手刷り 一部本金泥使用 限定部数 300部 画面の寸法 天地34.0×左右72.7cm 額縁の外寸法 天地54.2×左右93.0×厚さ5.5cm 額縁の仕様 特製木製額縁金泥仕上げ 裏面に壁吊り用金具・ひも 重量:約5.8kg 窓:アクリル 装 丁 クロス張りタトウ箱入り 監修・原画所蔵 公益財団法人平山郁夫シルクロード美術館 証 明 著作権者の承認印・限定番号入り証紙を 額縁裏面に貼付け 発 行 TOMOWEL/共同印刷株式会社