平松礼二 「 色彩のカルテットー睡蓮 」 彩美版 シルクスクリーン 版画 限定150部
■色彩のカルテットー睡蓮 ージヴェルニー印象派美術館 公式認定ー 「色彩のカルテットー睡蓮」は一回目の個展の出品作である。 ジヴェルニーのモネ財団の水の庭に生き続ける睡蓮を写生中に、 思いついたのは、西洋にはない屏風に仕立てる。 鉢植えで池に点在する睡蓮を元の姿に戻し、春と秋の彩を同時に 描き、あたかも日本の着物の春秋図として表現したらどうなるか との実験作だ。 密かに心配した批判は起こらず、拍手で迎えられた。 それからドイツ・ベルリン国立アジア美術館へも巡回展示されたが 好評であった。 日本画家が、ふとした偶然からはじまったジャポニズム源流を探る 旅は、今も続いている 付属解説書より抜粋 平松礼二 ー日本画家・平松礼二ー《睡蓮》との邂逅 日本画の巨匠・平松礼二画伯と《睡蓮》との出会いは、 50歳を過ぎてから初めて訪れたパリでの個展がきっかけでした。 その時に軽い気持ちで訪れたオランジェリー美術館の楕円形の ギャラリーに展示されている《睡蓮》大装飾画に、釘付けに なったそうです。 長大な睡蓮シリーズを一堂に見てからは、それまでの印象派画家 への認識が一変。 巨匠クロード・モネの眼を通して、もう一度、日本を再発見して みたいという思いがあふれ《睡蓮》の足跡をたどり、対話を重ね、 ジャポニズムへの旅路が始まりました。 2011年に描いた《色彩のカルテットー睡蓮》は、ジヴェルニー 印象派美術館での初めての個展に出品しや記念すべき作品です。 この度、原画を所蔵するジヴェルニー印象派美術館から正式許諾を 受け、平松画伯から本紙の監修とともに、サインと落款をいただき、 《色彩のカルテットー睡蓮》彩美版Rが制作されました。 水面を漂う睡蓮があり、四季の移り変わりがあり、過ぎ行く時間が あり、水面に映る雲がある…。 それらすべての事象を前に、日本画家・平松礼二画伯が自問自答 しつつ、モネの庭のある睡蓮を描いた逸品を、ぜひお手元で お楽しみください。 本作解説より抜粋 原画所蔵館であるジヴェルニー印象派美術館より正式認定 額縁裏には、複製同意証明書を貼付けしております 【 彩美版とは? 】 長年の経験により培われた画像処理技術を元に、厳選された素材に 高精細デジタルプリントを施し、画材の質感と豊かな色彩を再現した 共同印刷独自の高級美術印刷です。 本作ではさらにシルクスクリーンを施し、原画のもつ豊かな色彩や 筆遣いといった作品の鼓動を再現しながら、作家の監修の元 オリジナル版画として仕上げています。 半世紀以上にわたり制作を続ける強度印刷の「彩美版R」は、 業界屈指のブレンドとして、その高い品質から多くの美術愛好家の 方々に支持されており、美術関係者からも高い評価を得ています。 ■平松礼二 ひらまつれいじ 1941 東京都に生まれる 1961 愛知県立旭丘高等学校美術課程卒業 1965 愛知大学卒業 1977 創画展創画会賞 春季展賞受賞 1989 第10回山種美術館賞大賞受賞 1994 多摩美術大学造形表現学部教授就任(~2005年) 2000 「文芸春秋」1月号より表紙画担当(~2010年12月号まで) 第12回MOA岡田茂吉賞大賞受賞 2006 町立湯河原美術館に平松礼二館開館 2011 名古屋市美術館にて「画業50年の軌跡 平松礼二展」開催 2013 フランス公立ジヴェルニー印象派美術館にて 「平松礼二 睡蓮の池 モネへのオマージュ」展開催 日曜美術館(NHK)にて「命めぐる睡蓮の池 平松礼二 モネとの対話」放映 2014 ドイツ・ベルリン国立アジア美術館にて「平松礼二 睡蓮画 モネへのオマージュ」展開催 2018 日仏修好通商締結160周年記念事業ジャポニズム2018 フランス側企画「平松礼二 イン ジヴェルニー」展開催 2021 フランス共和国芸術文化勲章シェヴァリエ受章 2024 フランス公立ジヴェルニー印象派美術館にて 印象派誕生150年記念「平松礼二ー睡蓮交響曲」展開催 現在: 無所属 一般社団法人 日本美術家連盟委員 公益財団法人 美術文化振興会評議員 順天堂大学 国際教養学部 客員教授 町立湯河原美術館 名誉館長 愛知大学 名誉博士 作家名 平松礼二 題 名 色彩のカルテットー睡蓮 技 法 彩美版R シルクスクリーン版画 限定部数 150部 証 明 画面に作家直筆のサイン・限定番号・落款入り 画面の寸法 天地27.7×左右65.2cm 額縁の外寸法 天地45.5×左右83.1×厚さ4.7cm 額縁の仕様 特製木製額額金泥仕上げ 裏面に吊り金具・ひも付き 窓:アクリル 差し箱入り 重 量 約3.2kg 監 修 平松礼二 解 説 平松礼二 発 行 TOMOEWL/共同印刷株式会社