山下 清「 オランダの牧場 」特10号 リトグラフ 版画
■オランダの牧場 映画やTVドラマ「裸の大将放浪記」でおなじみの 山下清画伯の代表作品が版画になりました。 大正に生まれ、戦前・戦中・戦後、そして高度経済 成長期という慌しい時代を駆け抜け、四九歳の若さで その生涯を閉じましたが、その存在は今も人々の心に 永遠に刻まれています。 「オランダの牧場」の原画は1961年に制作されました。 山下清、晩年のヨーロッパ旅行における作品の一つです。 この風景を見た清は「はじめて絵本でみたオランダに 来たような気がした」と言っています。 青空の下、清らかな水が流れ、風車は廻り、牛が草を 食べています。 清は生まれたての牛の赤ん坊が歩き出すのを見たがって いましたが、時間がなくて見られず、とても残念がって いたそうです。 こののどかなオランダの風景画は見る人の心に安らぎと 感動を与え続けてくれることでしょう。 (本作解説書より転記) ■山下 清 1922年 3月10日 東京市浅草区田中町に生まれる。 1928年 浅草の石浜小学校に入学する。 1934年 千葉県の養護施設「八幡学園」に入園する。 1940年 11月18日、突然、放浪の旅に出る。 1950年 鹿児島にて放浪生活を終える。 1961年 ヨーロッパ9カ国を訪問する。 1971年 7月12日 他界 (享年49歳) 作家名 山下 清 題 名 オランダの牧場 技 法 リトグラフ 監 修 山下辰造(山下 清 実弟) 版元エンボスあり(あずま工芸株式会社) 限定部数 271/300 画面の寸法 縦45.5×横53.1cm(特10号) 額縁の寸法 縦68.5×横76.0×厚み3.1cm 額縁の仕様 ゴールド色版画額縁 裏面に吊り金具・ひも付き 額縁の窓 アクリル 重 量 約2.6kg 付 属 差し箱(黄袋付き)