【輸入盤】 Lina (Fado) / Fado Camoes 【CD】
出荷目安の詳細はこちら商品説明2020年以降もっとも注目を浴びる新星ファド歌手が、百戦錬磨のプロデューサー、ジャスティン・アダムズとコラボ作を発表!!コロナ禍直前の2020年初頭に、ドイツの人気レーベル“Glitterbeat”からリリースされたアルバム『リナ_ラウル・レフリー』で鮮烈にデビューを飾ったのが、ポルトガルの若手女性ファド歌手リナ(Lina)でした。そのアルバムに連名されていたのは、同作のプロデューサーでもあったスペイン人音楽家ラウル・レフリー(シルビア・ペレス・クルース、リー・ラナルド、ルイーザ・ソブラルなどもプロデュース)。その作品では“ファドの女王”アマリア・ロドリゲス(1920-99)がかつてレパートリとしていた曲を、ファド本来のポルトガル・ギターの伴奏ではなく、アナログ・シンセサイザーやエレピといった楽器を中心にアレンジ、それまでのファド作品の常識を覆すオリジナル・サウンドを聴かせてくれました。そんな衝撃作から約4年経った2024年1月、今度はリナの単独名義で新作が発表されることになりました。音楽家の家系に生まれ15歳よりオペラの歌唱を学び始めたリナは、若くしてアマリア・ロドリゲスの人生を描いた舞台に出演。そのことがキッカケとなり首都リスボンのカーザ・デ・ファド(生のファドを聴かせるレストランや酒場)でレギュラーとして歌を披露するようになりました。その後例のラウル・レフリーとのコラボ作で注目を浴び、その作品は名誉ある《World Music Charts Europe》の年間アルバムに選出され、また2021年に逝去したファド歌手カルロス・ド・カルモを称えるために新設された賞《Carlos do Carmo Prize》の栄えある第1回目を受賞するなど、国内外で高く評価されました。そして4年の歳月を経て制作された第2作が本作で、ポルトガルにおいてもっとも称賛されてきた歴史的詩人ルイス・ヴァス・デ・カモンイス(Luis Vaz de Camoes 1524-80)の古典詩に基に、“ファドの王様”アルフレード・マルセネイロ(1891-1982)や、モザンビーク生まれのポルトガル人女性歌手アメリア・ムジェによる作曲のナンバーやリナの自作曲、さらには伝統曲などを独自のアレンジで聴かせるといった内容となりました。今回プロデュースは、ロバート・プラント、ラシッド・タハ、ティナリウェンといった大物たちとコラボしてきた英人ギタリストのジャスティン・アダムズ(1961- )が担当。様々な音楽スタイルを経験してきた百戦錬磨の彼ならではの独特なアプローチで、個性的なファドを創り出してくれました。さらにギターラ・ポルトゥゲーザにはペドロ・ヴィアナ、またマッシヴ・アタックやポーティスヘッド、ロバート・プラントとのプロジェクトで知られる英人鍵盤奏者ジョン・バゴット、さらにロシア出身の女性ヴァイオリン奏者イアニナ・クメリックといった面々が参加しています。本作の聴き所は巨匠ジャスティンによる伝統と先進、そして異文化の入り混じった独特のアレンジ/プロダクションが施されたファド・サウンド、そして何といっても『リナ_ラウル・レフリー』でも高く評価されたリナの神秘的な歌声に尽きます。先にリリースされたクリスティーナ・ブランコ『母』(ライス LSR-3243)と共に、現代ファドの進化を感じさせる重要作と言えそうです。・日本語解説/帯付き(メーカー・インフォメーションより)曲目リストDisc11.Desamor/2.Quando Vos Veria'/3.O Que Temo E O Que Desejo/4.In Labirinto/5.Senhora Minha/6.Desencontro/7.Se De Saudade Morrerei Ou Nao/8.Amor E Um Fogo Que Arde Sem Se Ver/9.Que Ninguem Me Veja Ver-vos/10.Cancao/11.Lina Vaz De Camoes/12.Pois Meus Olhos Nao Cansam de Chorar